Javaの概要と特徴について

JavaJavaは、C言語をベースに開発されたプログラミング言語だ。今やWeb系や業務系システム、スマートフォンアプリなどIT業界に欠かせない言語となっている。世界的な視野で見ても最も多く使用されており、その汎用性の高さから、プログラマーが習得したい言語としても人気が高い。
その特徴は、OSに依存しないためにどのような環境でも、プログラムを実装すれば動作することにある。多くのプログラミング言語は、Windows端末でしか動作しない、MacOSでしか動作しないというように、動かせるコンピューターが限定されているケースが少なくない。だが、JavaはWindowsやMacOSに限らず、UNIX、Linuxを搭載したコンピューターでも動作が可能なのだ。

また、処理速度が速いことも、Javaの特徴として挙げられるだろう。プログラム開発において、処理速度の速さは非常に重要な要素の1つだ。しかし、JavaScriptのように、ソースコードを逐次解釈しながら実行するインタプリタ型言語と異なる。Javaは、一度に全てのソースコードを翻訳してから、プログラムを実行するコンパイラ型言語のため、高速処理が可能なのだ。
これは、開発するうえで非常に大きなメリットであり、他言語と比較して作業にかかわる開発コストを抑えられる。そのため、Javaは企業における大規模なシステム開発をはじめ、IoTや家電製品に組み込まれる現在の主流プログラムとなっているのだ。今後も、教育や研究分野など、さまざまな場面で主力言語として期待されるだろう。